数四半期に一度、ブラックロックはあまりにも巨大な数字を発表し、それはもはや一企業の決算報告ではなく、市場そのものについての声明となる。今四半期の数字は運用資産15兆3400億ドル——過去最高であり、前年同期比22%増だ。参考までに言えば、これは米国と中国を除く地球上のすべての国のGDPを上回る規模である。
決算内容
| 指標 | 2026年第2四半期 | 市場予想 |
|---|---|---|
| 調整後EPS | 13.91ドル | 12.72ドル |
| 運用資産(AUM) | 15兆3400億ドル(過去最高、前年比+22%) | — |
| 長期資金純流入額 | 1990億ドル | 約1900億ドル |
| GAAP売上高 | 70.8億ドル | 68.4億ドル |
| ETF純資金流入額 | 1780億ドル | — |
決算発表を受けて株価は約7%上昇し、この1年余りで最も好調な取引セッションの一つとなった。調整後EPSの13.91ドルは市場予想を10%近く上回り、売上高も予想を上回った。しかし筆者が注目しているのは決算そのものではなく、1990億ドルに達した長期資金純流入額であり、そのうち1780億ドルがETF事業に流入したという事実だ。
なぜ資金フローが決算そのものより重要なのか
資産運用会社のある四半期の決算は、多くの場合、市場がどこで引けたかの関数にすぎない——資産価格の上昇はAUMとそれに連動する手数料を押し上げる。つまり見出しのEPSは、経営の巧拙よりも市場ベータの物語である部分が大きい。資金フローはこれとは異なる。純新規資金は投票行動だ——顧客はブラックロックから資金を引き揚げるのではなく、積極的により多くの資本を委ねることを選んだのである。そのうち1780億ドルがETFに流れ込んだという事実は、アクティブ運用からパッシブ運用へ、そして投資信託からETFへという構造的な移行がなお続いており、ブラックロックがその大部分を捕捉し続けていることを示している。
これこそがフランチャイズの持続的な部分だ。市場水準は四半期ごとに与えもすれば奪いもするが、絶え間ない純資金流入の上に積み上がる手数料収入は、その四半期の相場が味方するかどうかにかかわらず成長を続ける年金のようなものである。
率直に言うべき留意点
1年間で22%のAUM増加は、一部は市場そのものが働いた結果であり、手数料収入のかなりの部分はベーシスポイント単位で測られるインデックス手数料収入である——取扱高は大きいがマージンは薄く、恒常的な競争圧力にさらされている。強気シナリオの根拠は分厚い手数料ではなく、15兆ドルという規模に対しては紙のように薄い手数料であっても、莫大かつ粘着性の高いキャッシュフローを生み出すというスケールそのものにある。
筆者の見解
これはまさに、世界の資本に対する通行料徴収所の姿だ。筆者であれば、次にどの資産クラスが主導するかを推測するよりも、資金フローに対して手数料を得るプラットフォームそのものを保有したい。リスクは、AUMの基盤とそれに伴う手数料を縮小させるような本格的な市場の下落だが、資金フローのトレンドこそが真実を語っており、そのトレンドは依然として一方向を向いている。
結論: 15兆3000億ドルという見出しは市場が働いた結果であり、1990億ドルの資金流入はフランチャイズそのものが働いた結果だ。複利で積み上がっていくのは後者の数字である。
これは投資助言ではなく分析である。
